前回はマラッカへの行き方を解説したので、今回は私が実際に行って楽しかった、よかった観光スポットを厳選してお届けします。
マラッカは、ヨーロッパの国の支配の名残が残るエリアとアジアっぽいモスクや賑やかなナイトマーケットもあり、異国を多くの面で体験できる場所です。
- マラッカには行った方がいいか迷っている方
- マラッカの見どころを知りたい
- マラッカに行く意味や目的を明確にしたい
などを思う方々はぜひ最後までお読みいただき、旅の参考にしてください。
マラッカは大きく歴史地区とチャイナタウンに分かれる
マラッカは、オランダ広場の近くのマラッカ橋を境に観光地が分かれるので、行きたい場所・見たいモノによってまとめて巡回すると時間を短縮できます。
歴史地区には外国支配時代の名残が色濃く残り、世界遺産マラッカの中心です。
海側に向かうと安宿や大きなショッピングセンターもあり、世界遺産といえど不便なことはなく、生活のしやすい環境が整っていました。
川を渡ったチャイナタウン側は土日の夜に行われるナイトマーケットの日には現地の人から観光客までたくさんの人で溢れかえっています。
家やレストラン、モスクなどもたくさんあり、なかなか広いので歩いていると何か新しい発見があるかもしれません。
歴史エリアは丘の上にあり、暗闇の中上るのも危険なので昼間に行くことをおすすめします。
世界遺産マラッカで行くべきおすすめスポット7選
私はマラッカに着いた日の夕方からその次の日の午前中を観光の時間に使いました。
1泊しないとバスが遅れたときなど対応できないので、マラッカは見どころの多い町だったので、1泊することをおすすめします。
では、私が行ってみて特によかった観光地を厳選して6つご紹介します。
(1) オランダ広場周辺|マラッカのシンボル
マラッカの観光の起点となるのがオランダ広場です。
この場所は特徴的なピンク色の教会「ムラカ・キリスト教会」と今では歴史博物館として運営している「スタダイス」が並んでいます。
ムラカ・キリスト教会は、オランダ統治時代に建てられ、鮮やかなレンガ色に十字架が目立つ教会です。内部にはタイル画の最後の晩餐も飾ってあります。
スタダイスは、オランダの総督が居住するためにこの地に建てられたもので、マラッカのシンボル的な建物になっています。今では歴史博物館になっており、隣は民族博物館もあり、いつ見ても人がたくさんいる印象でした。
オランダ支配時代に建てられた建物が多くある広場のためオランダ広場と呼ばれているのだと思います。
最も有名な観光地なだけあって、周辺には日本のキャラクターも乱用されているトライショーのおっちゃんがたくさん並んでいます。
思い出に乗るのもいいのですが、料金は交渉性なので値切りを忘れずにしましょう!
(2) セントポール教会|当時の姿が残るポルトガル人建設の教会
セントポール教会はオランダ広場の裏側にあるセントポールの丘の上にある、ポルトガル人によって建てられた教会です。今では、教会跡として保管されています。
教会の中に入ると、屋根はなく空をそのまま見ることができる広々とした空間が当時の面影を残していることを感じることができます。
内部の壁には史跡も残っており、近くで見ることができます。
ポルトガル時代のころはマラッカは西洋の宣教師の活動拠点として利用され、教会の前には日本でも誰もが知っている宣教師ザビエルの像があります。
▲ザビエル像
日本に来る前にはこのマラッカの地で休息し、日本に来たのではないでしょうか。
丘の上にあるので、この教会から見るマラッカの街並みはとてもきれいです。夕日が出る時間に行くととてもきれいな景色が見えるのでおすすめします!
(3) サンチャゴ砦|当時の砦をそのままの姿で残す歴史遺産
サンチャゴ砦もとても観光客に人気な観光スポットです。
セントポール教会の丘のふもとにあるので、セットで行くと二重に楽しむことができます。
マラッカの象徴としても良く取り上げられるそうで、当時の姿がそのまま残る建造物としてはマラッカ最大の遺産なのかもしれません。
こちらはポルトガル支配時代に、オランダとの戦いに備えるためにポルトガル軍が造った砦です。
砦の前にリアルの大砲もあるので、ぜひ近くで見ておきたい場所です。
周辺には石碑や砦跡など見ものが点在しているので、いろいろ回ってみて言葉でしか知らない砦というものを肌で感じてみてください!
(4)マラッカリバークルーズ|鮮やかなライトアップで異国情緒を満喫
マラッカを楽しむのにこのリバークルーズは外せません!
おススメは建物がライトアップされてきれいな夜ですが、明るい昼間でもマラッカの街並みを眺めることができて次にどこに行くのかクルーズしながら偵察することができます。
マラッカ壁はアート調のモノが多く、情緒あふれる景色を夜のライトアップと楽しむことができます。
リバークルーズは10人ちょっとの人数でボートに乗り込みます。
熱帯気候のなかクルーズするのは非常に涼しくいい気持でした。私は一人でも異国を感じて楽しめましたが、どちらかというと数人で乗り込むのが楽しいと思います。
リバークルーズで走る川の両端は遊歩道になっています。
この遊歩道を夜中に歩くだけでも気持ちいいと思います。ゆっくりとマラッカの街を堪能してみてください。
(5)マラッカ ストレイツ モスク|水上に浮かぶ幻想的なモスク
「マラッカ・ストレイツ・モスク」はマラッカ海峡の海上にある埋め立て地に建てられたモスクです。
満潮時にはモスクが海に浮かんでいるようにも見え、インスタ映えなモスクとして人気を集めています。
建築様式は中東のものを取り入れられており、とてもきれいな様式を見ることができます。
オランダ広場周辺からは少し距離はありますが、一見の価値のある美しいモスクです。ぜひ寄り道してみてください!
(6)チャイナタウン周辺|ナイトマーケットがおすすめ!
川を境にオランダ広場とは逆方向に進むと、「チャイナタウン」が広がります。
まず目に飛び込むのは、見るからに中国観満載の建物「三叔公(san shu gong)」です。
この三叔公は大きなお土産屋さんで、お菓子屋やドライフルーツ、飲み物もあり観光客がたくさんいます。
私は夜に行ったのですが、外壁は赤くライトアップされ、周りにトライショーなども多くいたので、マラッカの歴史地区とはかなり違ったイメージがありました。
この三叔公の奥の通りはジョンカーストリートというメインストリートで、週末にはナイトマーケットが開催され、奥には様々な屋台が並びます。
食事は中華系の手持ちで食べられるモノが多く、食べ歩きに最適でした。フルーツジュースも美味しかったです。
そして、このマラッカのチャイナタウンには、中国寺院をはじめ、モスクやヒンデュー教寺院・キリスト教会などもあり、マレーシアらしい多民族国家の様子が垣間見えます。
私が一番気になった場所としては、ジョンカーストリートの中心部分にある、公園です。
その公園の中心には、筋肉ムキムキの銅像があり、タイトルはボディビルダーの父だそうです。
ツッコミどころの多い銅像ですが、記念に一枚写真を撮りましょう(笑)
また、ひと際賑わっていたのは、ジョンカーストリートの奥にあるステージでした。
日本で言う、のど自慢大会?のようなイベントが行われていて、一人一人が壇上に上がってカラオケをしていました。
会場にはたくさんの観客がいて大盛り上がりでした。
歌を歌って盛り上がるということは世界共通で、音楽ってリズムや店舗で内容が分からなくても雰囲気を楽しめるので面白かったです。
掘り出せば面白そうなお店やカフェ・レストランもがたくさんあるので、昼間・夜のどちらでも楽しめます。
ぜひマラッカに来たらチャイナタウン周辺も散策してみてください!
(7)インスタ映えするウォールアートたち
これもマラッカに来たら見てほしい場所です。
マラッカには特徴的なアートがチャイナタウン周辺の建物に描いてあります。その中でも上記の写真の場所はポップなアートが壁一面に描かれた建物が一列に並んでいます。
この場所は観光客の写真スポットであり、カメラを片手に写真を撮ってる方が多くいます。
ぜひ好きな色と形のアートを背にポーズを決めて思い出の写真を撮りましょう!
隠れ名アートがこちらのオランウータンハウスです。
二階建ての家の一面にかわいらしいオランウータン(?)の画が書かれています。
実際には国際的な画家のチャールズ・チャム氏のアトリエ兼、ギャラリーです。
中に入ると絵とTシャツがたくさん飾ってあります。
気に入った買いがやTシャツがあれば記念に買うといい思い出になります!世界的に有名なアーティストなので、チェックしてみてください。
まとめ|魅力がすごいマラッカはマレーシアの「行くべき」都市
今回はマラッカのおすすめ観光場所をご紹介しましたがいかがでしたか?
マレーシアの古き良き世界遺産の歴史地区や、多文化が交じり合うチャイナタウン周辺を知って少しでも「マラッカ面白い!」と思っていただければ幸いです。
私が紹介した場所以外にもマラッカタワーや海洋博物館、マラッカの伝統料理などを楽しめるカフェやレストランなど楽しめる場所はたくさんあります。
1~2日間の余裕をもって観光スケジュールを立てると満喫できると思います。
クアラルンプールからマラッカへは高速バスなら安く早く往復できるので、行き方を知りたい方は下記の 記事をチェックしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ぜひマラッカをあなたの旅程の一部に検討してみてください!