日本人に大人気の国「タイ」。今回はそんなタイの首都バンコクから車で約2時間で行くことのできる、有名な観光地「アユタヤ」をご紹介します。
私はアユタヤツアーの前日にツアー会社でツアーを組んでもらい、その翌日の午前7:00~16:00までの1日ツアーに参加しました。
実際に電車でも行くことはできますが、アユタヤはかなり広いので、ツアーとして行くことをおすすめします。
この記事で実際のツアーの様子を見て、どんな体験ができるか知りたい方はぜひ最後まで読んで、自分の旅行の参考にしてみてください!
タイのアユタヤは内陸部交易の中心となった古都
アユタヤはタイの首都バンコクから北に約70kmほど離れた場所にある遺跡群です。
タイの世界遺産の古都です。
世界遺産には1991年に登録され、それ以降、多くの旅行会社がツアーを組むようになり、連日観光客が訪れる人気観光地となっています。
実際に繁栄していたのは1350年ごろから約400年間もの間といわれています。
当時はアジアの交易の拠点となっており、東西南北すべての交易が盛んにおこなわれていたようです。日本との交易もあったそう。
古都アユタヤは当時の遺跡のままの姿で残されています。写真でわかると思いますが、多くの建造物が壊れ、瓦礫のみになっている様が見えると思います。
この理由としては、西側のミャンマー(当時の名前はビルマ)との戦いで徹底的に破壊されてしまい、今の無残な姿になっていると言われています。
この景色を見ると当時は、すさまじい戦いがあったのだと想像させます。
それでは、そんな古都アユタヤのツアーの体験談を写真と一緒に振ります!
【アユタヤツアー基本情報】
コース:
午前 07:00 | カオサン通り サワディーアンコールツアーに集合 |
午前 09:30 | アユタヤー到着 |
ワット・プー・カオ・トーン | |
ワット・ロカヤスタ | |
ワットプラマハタート | |
午後 12:00 | 昼食 |
午後 13:00 | ワット・プラ・シー・サンペット |
ウィハーン・プラモンコン・ボピット | |
午後 14:30 | アユタヤー出発 |
午後 16:00 | カオサン通り到着。解散 |
※上記は私が実際に巡ったコースですが、変わる場合もあります。
実際サイトにあるコースと順番が異なります。
料金:540バーツ(約1600円)
時間:7:00発~16:00着
その他:昼食付き、遺跡入場料付き、送迎付き
古都アユタヤ遺跡1日ツアー4つの見どころと感想
今回はバンコクのカオサン通りにある、サワディーアンコールツアーという日本人がオーナーの旅行会社で申しこみをしました。
バンコク滞在中は国境越えなんかも協力してもらい、大変お世話になった旅行会社です。
そんなサワディーアンコールツアーのプログラムを体験してきました。
アユタヤ見どころ①白く巨大なワット・プー・カオ・トーンからの絶景
サワディーアンコールツアーからハイエースでまず最初に向かった場所は「ワット・プー・カオ・トーン」という場所です。
ここは、アユタヤの中でも穴場といわれており、人も少ないのですが約80mもある巨塔に上ることができ、アユタヤの遺跡群を一望することができます!
最初から世界遺産アユタヤを一望でき当時のそのままの姿を残すアユタヤの美しさを肌で感じることができました。
この寺院は改修されたのか、過去の写真と比べてかなりきれいでした。
ここでまずアユタヤの歴史などをガイドの方から聞き、いよいよツアーが始まった実感がわいてきます。
英語ガイドなので分からないこともありましたが、建国からビルマに攻撃を受け、最後には内乱で自然消滅してしまったことまでお話されていました。
アユタヤ見どころ②ワット・ロカヤスタでストリートファイト
次に訪れた場所は、広い土地の端に大きな大仏が寝そべる遺跡「ワット・ロカヤスタ」です。
この大仏はとても印象的で、とりあえず写真を撮ってしまいます。
そしてわかる人にはわかるのですが。ストリートファイトというゲームのステージの背景にこの大仏が寝そべっているステージがあります(笑)
写真の中の人と比べてみると分かるのですが、かなり大きいです。20~30mほどはあるでしょうか。
この場ではお花を買ってお供えすることが習わしらしく、お金はかかりますがせっかくなので少しですがお供えをしました。
手前の瓦礫の台に乗って格闘ごっこしてる様子などを撮影すれば面白いと思います(笑)
裏にも遺跡は広がっているので、壊されて原型の無いものもありますが、壊されたありのままの遺跡群をぜひ散策してみてください。
塔のようなものは昔の、日本で言うお墓のようなモノなので、むやみに乗ったり触ったりしないように注意しましょう。
アユタヤの見どころ③木にのめりこむ奇跡の仏像 ワット・プラマハタート
さて次は、このアユタヤで最も有名な場所なのではないでしょうか?
その名も「ワット・プラマハタート」です。
何が有名かと言うと、下記の写真のような木の幹にのめり込む仏像の顔です。行ってみるとたくさんの人が写真を撮るために並んでいます。便乗して私も写真を撮りました。
なぜこうなったのか?と、誰しもが思うと思います。
胴体から切り落とされた仏像の顔が落ち、そのまま期の成長と共に根本にとりこまれ、現在の姿になったと言われています。
これだけ水平に見えるのは奇跡としか言いようがありませんね。
周辺には広大に広がるワット・マハタートの遺跡群があります。この場所は遺跡として色濃く残る場所なので、じっくり観察しながら見学することができます。
アユタヤの見どころ④王の遺骨を祀る ワット・プラ・シー・サンペット
最後に訪れた遺跡は、「ワット・プラ・シー・サンペット」です。
この場所は古都アユタヤにとってとても重要な場所で、アユタヤ王の遺骨を納めてある仏塔を中心として構成されている遺跡になります。
上記の写真のように高くそびえたつ3基の仏塔が大きな存在感を出しています。
その周りには王を祀るように何体もの仏像を見かけますので、ぜひ散策してみてください。
この場所に入るには、入場料が必要ですが、ツアーだとツアー証を見せるだけで簡単に入ることができるのでいちいちチケットを買う必要がないのでツアーは楽です。
この「ワット・プラ・シー・サンペット」の隣には大きな寺院の「ウィハーン・プラモンコン・ボピット」も見学することができます。
「ウィハーン・プラモンコン・ボピット」は、ビルマ軍の侵攻の後に建てられた寺院になります。
この寺院には、タイで最大と言われる、高さ17mの大仏が祀られています。
外観も新しく、そしてアユタヤっぽくない見た目で一風変わった寺院です。
中は、大仏を囲うように通路があり、お参りポイントがいくつか用意されています。きりがないので、スルーしましたが、大仏を360°見渡せるいい機会です。ぜひ中に入ってみてください!
アユタヤといえば遺跡群を周遊する象乗り体験
アユタヤと言えば、観光客の皆さんが想像するのはやはり象乗りのアクティビティなのではないでしょうか?
私がツアーをしているときも観光客の方々が象に乗っている姿を目にしました。
私の行ったサワディーアンコールツアーでは、ゾウ乗りを楽しむ事もできます。
お申し込みは当日のガイドに言えば、20分300~500฿程で体験できるそうです。
日本では体験できない貴重なアクティビティです!タイの大きな思い出になること間違いないと思います。
私もやったことないので、次機会があれば絶対挑戦しようと思います(笑)
アユタヤ豆知識|仏像の頭部のみが無い理由
「ワット・プラマハタート」、「ワット・プラ・シー・サンペット」でも見かけた気になることがありました。
なぜか、首から上がない仏像ばかりを見かけます…。
大小関係なく、首より上に顔がある仏像はとても少なく感じました。
この理由はビルマ軍との戦いが理由です。
当時、アユタヤはビルマ軍と何度も戦争を続けてきたわけですが、ビルマ軍の侵攻が進み、アユタヤはことごとく破壊されていきました。
交易で栄え、多額の富を持っていたアユタヤ朝の宝飾類を余すことなく手に入れるため、仏像の頭部に隠されていないか徹底的に調べるために破壊されたと言われています。
そのため、当時の姿を残すアユタヤ遺跡群にはこういった首より上がない仏像がたくさん並んでいるのです。
人がたくさん死に、貴重な世界遺産も壊されたことも含めて戦争にいいところはないですね…。
まとめ|古都アユタヤで世界遺産を満喫しよう
いかがでしたか?
バンコクのカオサン通り付近にあるサワディーアンコールツアーで申し込んだアユタヤツアーの体験記を書きましたが、魅力に思っていただけたでしょうか?
送迎付き、英語ガイド付き、入場料付き、お昼付きで540バーツ(約1600円)はいかがでしょうか?
私はかなりお得だと思います。
象に乗る場合は別途300~500バーツになりますが、いい機会なので、体験してみるのもいいと思いますよ!一回の飲み会くらいですもんね(笑)
皆さんも、1350年から約400年間も続いた古都アユタヤの遺跡群を昔の栄華を想像しながらじっくり楽しんでください!
貴重な世界遺産、バンコクに来た際はゆるっとツアーに申し込んでください。
最後までお読みいただきありがとうございました。