この記事では、ブルガリア国内の鉄道なハブとなる駅、ソフィア中央駅からの移動方法について解説します。
その中でも、ソフィア中央駅からの下記3つの移動方法についてご紹介します。
- ソフィア中心地への移動方法
- 東の古都「ヴェリコ・タルノヴォ」への移動方法
- 南の温泉街「サパレヴァ・バニャ」への移動方法
ソフィア中央駅からの鉄道移動はこの3つが主になると思います。
もしくは隣のセルビアやルーマニアかと思いますが、ヨーロッパ同士は航空券が安いので、他国への移動はまず航空券の利用をおすすめします。
そうしても鉄道がいい場合は、他の都市へのチケットの購入方法と同じなので、この記事を参考にしていただければ幸いです。
ソフィア中央駅からソフィア市街地へ行く方法
ソフィアから電車で他国や他の都市へ行く場合にかあらず利用するのが、ソフィア中央駅です。
ソフィア内で最も大きい駅で、ホームがいくつかあり、毎日多くの列車が発着しています。
ここからソフィア市街地へ行くには、地下鉄を使っていくのが便利です。
地下鉄へはソフィア中央駅の地下通路の中に入り口があるので、すぐ電車に乗ることができます。
地下鉄の駅のホームはかなりきれいで、ホームに行けばWifiに繋ぐこともできます。この駅のWifiには何度も助けられました。
Wifi設定の中に駅の名前でフリースポットがあるはずなので、そこから繋げてみましょう。
地下鉄のM2線で中心地の「スヴェタ・ネデリャ広場」のある「セルディカ2」駅で降りるとソフィアの中心地に行くことができます。
所要時間は5~10分。
ちなみにトラムでは12番に乗れば行くことができますが、地下鉄の方が早くてしかも以外にきれいなのでぜひ地下鉄に乗ってみてください!
ソフィア中央駅から東の古都「ヴェリコ・タルノヴォ」へ行く方法
ヴェリコ・タルノヴォとは?
ヴェリコ・タルノヴォは、12世紀~14世紀の間に第2次ブルガリア帝国として栄えていた、ブルガリアの古都です。
その時代はあの有名なビザンツ帝国をも圧倒して、バルカン半島全体を支配できるほどの影響力を持っていた街です。
周囲を森や丘、川などに囲まれる自然豊かな立地で、その中に栄える中世の街並みが相まってソフィアの近代感とは離れた田舎のなつかしさが漂う素敵な場所です。
ソフィアを日本の東京都するならば、ヴェリコ・タルノヴォは京都のようなイメージですね。
有名な観光スポットとしては、「ツァレヴェッツの丘」で、頂上には教会が建ち、その頂上からはヴェリコ・タルノヴォの旧市街のきれいな街並みを一望できます。
時期によっては音と光のショーとして、夜のツァレヴェッツの丘がカラフルに染まるイベントが開催されるのでこれを見に郊外からくる観光客も多いそうです。
旧市街には、第2次ブルガリア帝国時代の陶器や織物・革製品は並んでいるので、これらを除きながら散歩するのもとても楽しいです。
ソフィア中央駅からヴェリコ・タルノヴォへ行く方法
ソフィア中央駅からヴェリコ・タルノヴォへ行くにはバスでの移動をおすすめします。
ソフィア中央駅の隣にはソフィア中央バスターミナルがありますので、本数も多いですし時間も早く到着することができます。
バスターミナルのチケット売り場でヴェリコ・タルノヴォに行きたいと言えばすぐにチケットは発見できるはずです。出発時間や料金などは下の表よりお確かめください。
ヴェリコ・タルノヴォの中心地の名前は、ブルガリアの母広場という場所で、ヴェリコ・タルノヴォ駅などの鉄道やバス停の場所とは離れた場所にあります。
なので、駅に着いた後、市内バスを利用して丘を越えてヴェリコ・タルノヴォに行く必要があります。
電車とバスでの行き方の比較は下記の表にまとめました。
電車で行く場合 | バスで行く場合 | |
行き方 | ①ソフィア中央駅⇒ゴルナ・オリャホヴィッツァ駅⇒市内バス⇒ブルガリア母広場周辺 ①ソフィア中央駅⇒ゴルナ・オリャホヴィッツァ駅⇒ヴェリコ・タルノヴォ駅⇒市内バス⇒ブルガリア母広場周辺 | ソフィア中央バスターミナル⇒ヴェリコ・タルノヴォアフトガーラ・ザパッド⇒市内バス⇒ブルガリア母広場周辺 |
所要時間 | 5時間~7時間半 | 3時間半~4時間半 |
運賃 | 合計18.4レフ~ | 合計20レフ~ |
乗り換え回数 | 1回か2回 | 1回 |
本数 | (ソフィア中央駅発)9:20 10:25 12:55 16:10 18:10 20:15 22:30 (ゴルナ・オリャホヴィッツァ駅発)5:05 7:15 14:40 17:45 20:10 | (ソフィア中央駅発)0:30 5:30 9:00 11:30 12:30 13:30 14:00 15:00 16:30 17:00 17:30 21:15 |
ソフィア中央駅から南の温泉街「サパレヴァ・バニャ」へ行く方法
ソフィア中央駅から南には、世界遺産リラの僧院やリラの7つの湖というトレッキングスポットが近くにある、「サパレヴァ・バニャ」という街があります。
この町はブルガリアきっての温泉街で、ブルガリア人の憩いの場として人気です。
大自然リラ山脈に囲まれた「サパレヴァ・バニャ」は自然大好きな方に超おすすめです。
サパレヴァ・バニャについては下記記事で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
ソフィア中央駅に着いた時の注意点
ソフィア中央駅に着いたときに、私に起きたことをお伝えします。
ようやくソフィアについたと電車から降りてすぐに、なぜかホームにいた知らないおじさんに声をかけられました。入国あるあるですが、観光客をターゲットにしたガイドおじさんです。
非常にフレンドリーで分からないことを快く聞いてくれます。
しかし、それが終わると態度が変わりお金を請求してきます笑
私は、ソフィアにきて何も分からない状態だったので、地下鉄への行き方や、両替所の場所など分からないこともあり、何よりしつこいので、最初にいくらかかるのか聞いて案内してもらいました。
イスタンブールから来たので両替所を教えてもらい、トルコリラからブルガリア通貨の「レフ」へ両替しました。
東欧諸国はまだユーロが国の通貨になっている国は少ないので、しばらくは国を移動するたびに両替することになりそうです。
ちなみに、レフを日本円で換算すると、1レフ=約61円です。
ブルガリアの物価はヨーロッパ諸国と比べると安いですが、東南アジアと比べると少し高いかな?くらいのレベルで買い物をすれば大丈夫です。
まとめ|ソフィア中央駅をうまく活用して移動をしよう!
いかがでしたか?ソフィアは鉄道とバスでの移動が主流です。地下鉄が整備されているので、市内の移動も便利です。
- ソフィア市内観光
- ヴェリコ・タルノヴォ観光
- サパレヴァ・バニャ(リラの7つの湖)
の3つはブルガリア観光をするのに、検討してみてください。どの都市も普段は味わえないような体験や形式が見れるはずです。
また、いわゆる余計なお世話をしてくる案内人にも注意しましょう。
googlemapや駅の係り員さんに聞けば分かることが多いので、わざわざ案内してもらう必要はあまりありません。
古くからのヨーロッパが良く分かる、自然と近代が交わる素敵なブルガリアにぜひ訪れてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!