こんにちは!Hiroです!
今回は、ハンガリーの首都ブダペストの公共交通機関の利用方法について解説します。
ブダペストは「ドナウの真珠」「ドナウのバラ」とも呼ばれる、中欧の中でも屈指の観光都市です。
また、ブダペストには、世界で唯一世界遺産に登録されている地下鉄があります。
世界で3番目に建設されたこの地下鉄はレトロで情緒あふれるかわいらしい地下鉄です。
他にもブダペストには、トラムやバス、ヘーブなど交通機関が充実しているので、この交通機関をうまく活用する必要があります。
観光の手助けになるように、ブダペストに行く方はこの記事をぜひお読みください。チェコやオーストラリアに並ぶ中欧の主要都市、ブダペストの観光を充実させましょう!
ブダペスト市内の交通機関の種類
ブダペストの政府観光局はブダペストにある交通機関を1つにまとめた上のような図を発行しています。
見て分かるようにたくさんの路線が入り混じっています。
とはいえ、ブダペストの観光は地図中央のセーチェーニ鎖橋の半径3~5kmほどの範囲で十分です。
やろうと思えば徒歩でも可能ですが、時間を節約するために公共交通機関は活用しましょう。
観光客が良く利用するのは地下鉄とトラムですが、他にもご紹介しておきます。移動の種類は下記の5つがあります。
- トラム
- 地下鉄
- へーヴ
- 市内バス
- タクシー
それでは、順番に解説していきます。
トラム(Tram)
おそらく、観光中に一番使うのはこのトラムか地下鉄かと思います。
地下鉄の路線は4つですが、トラムは上の全体マップでいうと細い黄色い路線は全てトラムが通っています。
2桁までの路線があり、場所によっては分岐でAとBで分かれている路線もあります。
覚えるのが大変なので、よく使う5つの路線をご紹介します。
- 観光地エリアをぐるっと一周する4番・6番
- 国会議事堂を通り、中央市場にも行く2番
- 4番6番よりさらに広い観光地の外周をぐるっと一周する1番
- 3つの地下鉄駅が交わるデアーク広場から中央市場を経由して皮を渡る47番・48番・49番
- ブダ城側の川沿いを走る19番・41番
上記の5つの番号とその走る場所は覚えておくと便利です。番号はトラムの顔のおでこ部分に書いてあります。
また、ここ数年町全体の再開発の影響で、回収を頻繁に行っているので通行止めになっている可能性もあります。その時は、停留所のトラムマークに✖印があるので案内板に注意しておきましょう。
地下鉄(Metro)
地下鉄はブダペストの見どころの一つでもあります。
M1~M4の地下鉄がありますが、M1の地下鉄は世界遺産に登録されています。ロンドン、イスタンブールに次いで世界で三番目に開業しました。
写真のように、レトロでかわいらしい地下鉄を見ることができます。
地下鉄と次に紹介するへーヴのみのろせんずが下記になります。
▲地下鉄と郊外電車へーヴの路線図
- M1が黄色の路線です。セーチェーニ鎖橋付近と、英雄広場・セーチェーニ温泉を繋ぐきれいな並木通りが広がるアンドラーシ通りの地下を走ります。
- M2は赤い路線です。M2はブダ城付近と国際電車・長距離バスターミナルがあるブダペスト東駅(Budapest-keleti)を経由して、IKEAや大型ショッピングモールのあるÖrs vezér tere(旧指導者の広場)駅までを横長に結びます。
- M3が青い路線で、ドナウ川の東側「ペスト」を南北に長く通る地下鉄です。エアポートバスの100Eや200Eと一緒に使う場合が多いです。M1と同じように、ペストの観光に大活躍します。2019年4月から改修工事のため変則的な運転を行っています。
- M4が緑の路線です。M2でも紹介したブダペスト東駅と国鉄駅のケレンフェルド駅をブダペスト中央市場を経由して結びます。ケレンフェルド駅は西側のオーストリアやドイツ・クロアチア方面の国鉄が発着しています。
へーヴ(HÉV)
へーヴとは、観光客はあまり使わないですが、ブダペストの中心地と近郊を結ぶ緑の電車です。
このへーヴも4路線あり、北に5番、南に6番と7番、東に8番と9番と長く伸びています。
郊外でやりたいことがあるなら別ですが、まずはブダペスト中心地の観光を満喫してから検討してるのがいいでしょう。
また、後述するブダペストカードはブダペスト市内でしか使えなく、へーヴは途中から隣の市へ移動することになるので別料金が発生するので使う場合は注意しておきましょう。
市内バスとタクシー
市内バスとタクシーもブダペストは充実しています。
ちなみに、セーチェーニ鎖橋を通る交通機関はこの市内バスのみです。歩いても渡れますが、バスからのドナウ川の眺めも最高ですよ!
また、ブダ城周辺の王宮の丘を巡回する小型バスも便利です。坂や階段が多いので疲労なく素早く観光ができます。(16A・16Bのバス)
降りる際には、ボタンを押して運転手に降りるアピールをしないといけません。日本の感覚で次に降りる駅に停まる前にボタンを押しましょう。
タクシーは安心して利用できる会社が多いです。
基本的に距離加算方式のメーターで計算してくれるので、ぼったくりも少ないと思います。
ブダペストの市内の乗車券・改札機の使い方
ここからは、ブダペストで利用する交通機関を利用する方法を解説します。
市内の交通機関は全てブダペスト交通センター(BKK)に管理されています。なので、どの交通機関を使っても切符の販売機や乗車の仕方は同じです。これはうれしいですね!
切符の種類と価格
切符は回数と期間によって複数の乗車券があります。
- 1回券(350フォリント=約120円)
- 10回券(530フォリント=約180円)
- 24時間乗り放題の1日券(1,650フォリント=約550円)
- 72時間乗り放題の3日券(4,150フォリント=約1,400円)
- 1週間乗り放題の7日券(4,950フォリント=約1,650円)
- 15日券(6,300フォリント=約2,100円)
- 1か月券
有効期間の間なら何度乗り降りを繰り返しても自由です。改札に切符を差し込む必要もないので、とても便利です。
通常の旅行者は3日券か7日券を購入することをおすすめしますが、7日券と3日券の金額にあまり差はないので、とりあえず7日券を買ってもいいでしょう。
また、7日券以上の期間は券に氏名かパスポートID等の番号が記載されます。この記載されたものが確認できるものを切符確認時に携帯しておかなければならないので気を付けましょう。
乗車券の買い方と購入場所
▲自動販売機の購入画面
乗車券は地下鉄や国鉄の駅構内やバスターミナルの自動販売機、空港や駅の窓口などで購入可能です。
自動販売機は英語メニューもあり、クレジットカードも使えます。メニューから選択して案内に沿って購入しましょう。
交通機関を利用するときの注意点
1日券や3日券の期間での切符でなく、回数の切符を購入した場合は改札機に差し込む必要があります。
地下鉄の場合はホームに入る前に、改札機があるので、切符を差込口に差し込んで時刻を刻印します。
たまに、検察員が近くに立っていることがあるので刻印してチケットを見せて通り抜けましょう。
トラムや市内バスの場合は駅ではなく車内に改札機があります。地下鉄と同じように差込口に差し込むと時刻を刻印できます。
改札機が赤い手動のモノもあるようなので、その場合は差し込んでレバーを引くことで刻印ができます。
実際、刻印せずとも交通機関は利用できますが、ゲリラ的に検察員が車内に入ってきて移動中に乗客の切符をチェックします。ここで、確認できなかった場合は罰金を支払うことになるので、刻印は必ずしておきましょう。
お得に便利な観光ができるブダペストカード
1日券から3日券のチケットを買う場合は、ツアーが割引、温泉の入力料が無料、美術館や博物館、レストランやカフェもお得になるサービスが付属しているブダペストカードもおすすめです。
様々な種類の100以上施設やアクティビティがお得になるので、普通の切符よりはいい値段がします。
- 24時間有効ブダペストカード(7,700フォリント=約2,600円)
- 48時間有効ブダペストカード(11,600フォリント=約3,900円)
- 72時間有効ブダペストカード(15,100フォリント=約5,000円)
- 96時間有効ブダペストカード(18,600フォリント=約6,200円)
- 120時間有効ブダペストカード(22,100フォリント=約7,400円)
公式サイトに利用可能な場所が記載されているので、そちらで行きたい場所が1日当たり5つ以上ある場合はブダペストカードを購入してもいいでしょう。
まとめ|ブダペストの交通機関を活用して素敵な観光を
ブダペスト観光に活用すべき交通機関について解説しました。
トラムと地下鉄、市内バスの利用がメインになるので、ある程度の路線図や番号を覚えておくととても便利です。
乗り方や切符の買い方もご説明しました。
交通機関を多く利用するのであれば1日券や3日券を購入するとお得に移動することができます。
少し歩きますが、徒歩でも主要観光地はまわれるのでその場合は回数券でも問題ありません。
また、たくさんの施設やツアーの行きたい場合は100種類以上が割引や無料になるブダペストカードの購入もおすすめです。
行きたい場所・旅行スケジュールに合わせてベストな切符を買いましょう。ドナウのバラとも呼ばれる素敵な都市ブダペストをぜひ満喫してください。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!