こんにちは!Hiroです。
この記事では、ハンガリー首都ブダペストでメインの観光地の一つ、英雄広場とその周辺施設の見どころをご紹介します。
英雄広場は地下鉄M1と共に世界遺産に登録されているアンドラーシ通りのつきあたりに位置しています。
観光客が非常に多い理由は、もちろん英雄広場の中世ヨーロッパらしい壮大な広場はもちろんですが、その周辺の施設の充実度が大きいと思います。
英雄広場の奥には、お城やブダペスト特有の温泉、サーカスや動物園などの娯楽などたくさんの楽しむ場所があります。
ブダ城などがある王宮の丘とは逆位置になりますが、こちらもブダペスト観光には欠かせない場所です。
この記事を読んでぜひ英雄広場に興味を持っていただければと思います。
英雄広場(Hero’s Square)周辺の場所と行き方
ドナウ川をはさんでブダ側とペスト側に分かれるブダペストですが、英雄広場はペスト側にあります。
その中でも英雄広場は、2kmほどの優雅な建物が並ぶ大通り「アンドラーシ通り」のつきあたりにあります。
デアーク広場付近からまっすぐ伸びたアンドラーシ通りは、都市計画と地下鉄が評価されて世界遺産に登録されています。
川の付近を拠点にしている場合は、歩いていくと少し遠いので地下鉄のM1線に乗っていくと英雄広場の目の前まで行けるのでおすすめです。
駅名は終点の2駅前の「Hősök tere(ブダペスト語で英湯広場)」です。
しかし、アンドラーシ通りもとてもきれいな街並みと文化を感じることができるので、ゆっくりと散歩しながら英雄広場を目指すのもおすすめです。
▲アンドラーシ通り
閑静な住宅街から博物館や大使館が点在しているので、歩き回るだけで気持ちが高まります!
【英雄広場の位置】
【おすすめ】英雄広場の見どころ
英雄広場は、建国1000年祭の一環として1896年に造られた広場です。
広場の真ん中にそびえ立つのは高さ35mの記念碑です。頂点には大天使ガブリエルの彫刻がいます。
ガブリエルはミカエル・ラファエルと共に三大天使の一人として有名ですね。
その足元にはマジャル族の首長アールバードを中心にして左右に3人ずつの部族長が並んでいます。
※マジャル族とは国家としてのハンガリーと歴史的に結びついた民族。
上の写真の広場を囲むようにある柱廊には、ハンガリー史に残る歴代国王や文化発展に貢献した芸術家など14人の彫像が並んでいます。
いつの時間も観光客が集まって賑やかな場所です。
この広場の左右には西洋美術館と現代美術館があり、奥には大きな公園が広がっています。その詳しい内容は下記の見どころで紹介しています。
英雄広場周辺の見どころ6選
それでは、英雄広場周辺の見どころを6つご紹介します。上の地図は英雄広場周辺の見どころをまとめた地図です。番号ごとに解説していきます。
① ブダペスト国立西洋美術館
まずは、英雄広場の左にはブダペスト国立西洋美術館があります。
特にスペイン国外では最大のスペイン美術のコレクションが展示されていて、国内外で有名な美術館です。
他にも古代エジプト美術やアンティーク、13世紀から18世紀の西洋絵画、彫刻、19世紀以降の絵画等を所蔵しています。
ラファエロやエル・グレコ、クロード・モネなど西洋の名だたる巨匠の作品が並べられ、美術館好きには見ごたえのある美術館です。
【ブダペスト国立西洋美術館の概要】
- 入場料:欧州経済領域市民意外は3,200フォリント(約1,050円)
- 営業時間:10:00~18:00
- 定休日:月曜日
- 備考:日本語のオーディオガイドあり 800フォリント
② ブダペスト現代美術館
英雄広場の右側にはブダペスト現代美術館があります。
こちらも規模が大きい美術館で、世界で活躍する現代アーティストたちの作品が展示されています。
常設展ではなく、時期によって変わる企画展を楽しむことができます。
ルネサンス調に装飾された外観は西洋美術館とはまた違った情緒を感じさせてくれます。
【ブダペスト現代美術館の概要】
- 入場料:企画展の内容によって変化
- 営業時間:10:00~18:00
- 定休日:月曜日
- 公式サイトで企画展をチェックできます。
③ ヴァイダフニャディ城
ここからは英雄広場の奥にある大きな公園内の見どころを解説します。
まずご紹介するのは、英雄広場の裏から公園に入ると一番目に付くのがこのヴァイダフニャディ城です。
内部に入るのは無料なので、英雄広場周辺に行くのであればぜひ立ち寄りたい場所です。
中世ヨーロッパを感じる童話の世界に入ったかのようなメルヘンな雰囲気を感じることができます。
建物をよく見ると一つの様式で統一されているわけではなく、バロック様式やルネサンス様式、ゴシック様式など様々な建築様式で成り立っているようです。
公園の中にこれだけクオリティの高いお城があることに驚くこと間違いなしです!
④ セーチェーニ温泉
次に、公園の少し奥に行った場所にはセーチェーニ温泉という温泉があります。
セーチェーニ温泉は1913年に造られた大温泉センターです。
温泉は日本だけと思われがちですが、ヨーロッパには温泉に入る文化があります。温泉とはいえ裸で入るわけではなく水着の持参が必須になり、日本のスパ施設のイメージが強いです。
セーチェーニ温泉内部には、18種類の内風呂の他、サイナやジャグジーなども完備しています。
▲セーチェーニ温泉内の地図
もっとも驚きな光景はプール内にチェス盤が設置されていることです。
優雅にチェスを楽しむハンガリー人が温泉で心を落ち着かせながら娯楽を楽しんでいる様子が見れるかもしれません。
【セーチェーニ温泉の概要】
- 入場料:1日券(ロッカー)
- 平日5,900フォリント
- 土日6,200フォリント
(ロッカーではなく個室のキャビンの場合は500フォリントプラス)
- 営業時間:6:00~22:00
- 定休日:無し
⑤ キャピタル サーカス オブ ブダペスト
セーチェーニ温泉の左上、道路に面したところにはサーカス場があります。
ハンガリーはサーカスが盛んで、当初この施設は1889年に開業し、今では中央ヨーロッパでも有名なサーカス場です。
内部は1450人の客席があり、サーカスの想像通り、動物・道化師が幻想的で芸術的なパフォーマンスを見せてくれます。
子連れはもちろん、大人だけでも十分楽しむことができる人気のサーカスなので、チケットは事前予約が必須のようです。
【キャピタル サーカス オブ ブダペストの概要】
- 入場料:席によって変化(カテゴリー1に近いほど良い席)
- プレミアムカテゴリー:4,500フォリント
- カテゴリー1:3,900フォリント
- カテゴリー2:3,500フォリント
- カテゴリー3:1,500フォリント
- 営業時間(チケット売り場):10:00~18:00(定休日:木曜日)
- ショー時間:曜日によって変化
- 水曜日と木曜日:17:00
- 金曜日:15:00
- 土曜日:11:00&15:00&19:00
- 日曜日:11:00&15:00
備考:ブダペストカードでも入場できます。
(ブダペストカードの参考:ブダペストの地下鉄・トラムの乗り方や切符購入方法を解説!)
⑥ ブダペスト動物園
実は、この市民公園の中には動物園もあります!
その名も「Budapest zoo」で、1866年に開園したハンガリーでは最も古い動物園です。
広い敷地内にいる様々な動物を見ることができるので、地元の子どもたちから観光客までたくさんの人が訪れます。
また、動物だけでなく上のエントランスの写真のようにこだわりを持って建てられた建築物も有名です。
動物園がこんな観光地の中心から歩いて行ける距離にあるのは珍しいので、ぜひ海外の動物園を体験してみてください!
【ブダペスト動物園の概要】
- 入場料:3,300フォリント
(2~18歳は2,200フォリント) - 営業時間:
- 夏(3月-10月):9:00~18:00(3月と10月は17:30まで)
- 冬(11月-2月):9:00~16:00
- 定休日:無し、年中無休
- 備考:ブダペストカードがあれば、入場料は25%引き
- 公式サイトはこちら
まとめ|ブダペストに来た際には文化と娯楽が交わる英雄広場周辺に行こう!
この記事ではハンガリーの首都ブダペストの主要な観光地の一つ英雄広場とその周辺のおすすめの施設をご紹介しました。
見て分かるように、英雄広場の周りには一つでもかなりボリュームがある施設や場所ばかりが集まっています。
- 英雄広場は写真スポットとしてはもちろん、壮大な建築と彫刻が見れる中欧をたっぷり感じられる場所です。
- 英雄広場の両サイドにある美術館にも、アートに興味がある方には是非行ってほしいです。
- 奥の市民公園内にはお城や温泉、サーカス、動物園まであり一つの公園にすべてが入っている光景には感動すらしてしまいます(笑)
1日では回り切れないほどなので、2日に分けるなど時間をたっぷり使って楽しんでほしいですね。
ぜひブダペストに訪れた際には英雄広場周辺を散策してみてください!
最後までお読みいただきありがとうございました!