この記事では、ブダペストハンガリーにある王宮の丘への登り方を紹介します。
王宮の丘は南北に1.5km、高さ60mの丘です。この上には、ハンガリー王政の中心地だったブダ王宮をはじめ、漁夫の砦、マーチャーシュ教会などの王宮の丘のシンボル的なものを中心に。カラフルな中世ヨーロッパ風の建物が散見されます。
この王宮の丘へは、徒歩でももちろん行けますが意外と回り道になり不便なので、バスかケーブルカーを使って行くのがベストです。
また、帰りは徒歩で帰るのも良いです。行きと帰りでそれぞれどんな移動方法がおすすめか解説します。
今回はそんな徒歩・ケーブルカー・市内バス3つの行き方やチケットの買い方をお伝えします。
王宮の丘への行き方①ケーブルカー
王宮の丘へは英雄広場や国会議事堂があるペスト側から行く場合はセーチェーニ鎖橋を渡ってすぐのケーブルカーを使うと便利です。
セーチェーニ鎖橋を渡っている途中でもケーブルカーが運行しているかどうか見ることができます。
レンガで仕切られた王宮の丘までの道をレトロなデザインのケーブルカーで行くのは、このブダペストで味わえる楽しみ方です。
チケットはケーブルカーすぐ下にチケット売り場があるので、片道(Single ticket)か往復(Return ticket)かのどちらかで購入します。
- 片道券:1,200フォリント
- 往復券:1,800フォリント
なので、下るときにもケーブルカーを使用する場合は往復の方が確実にお得ですが、南北に広い王宮の丘を移動しながらまたこのケーブルカーの乗り場に戻ってくるのも面倒です。
また、後ほどご紹介するバス・徒歩での移動方法を使うと行きとは違った風景を楽しみながら降りることができるので私はシングルチケットをおすすめします。
▲ケーブルカーから撮った写真。大きなロータリーが見えます。
ケーブルカー自体は観光客が並んでチケットを購入するほどです。
上はブダ王宮近くに到着することができるので、そこから観光を始めると分かりやすくていいと思います。
【ケーブルカーの基本情報】
- 営業時間:7:30~22:00
- 運行間隔:5分~10分ごと
- 料金
- 片道料金:1,200フォリント
- 往復料金:1,800フォリント
- 交通機関の回数券や1日券・3日券の効果はケーブルカーは対象外。
王宮の丘への行き方②バス
王宮の丘へはバスでも直接アクセスする事ができます。
バスは「16・16A」の番号のバスに乗ると、王宮の丘のシンボルの一つのマーチャーシュ教会の目の前まで行くことができます。
ペスト側から乗る場合は、聖イシュトヴァーン大聖堂の最寄り駅「Deák Ferenc tér(デアーク広場)駅」から16番バスが出ているのでそこから乗ると王宮の丘まで乗ることができます。
ブダペストの交通機関が期間中乗り放題の1日券や3日券を購入している場合は、バスの費用もその中に込みになるのでお得です。
【デアーク広場駅の位置】
また、ブダ側からのバスとしては地下鉄M2線の駅「Széll Kálmán tér(セール・カールマン広場)駅」からも16番のバスが出ているので、王宮の丘まで行くことができます。
バスは広場の南側の少し階段を登った所から出ています。
ブダペストのブダ側かペスト側かどちらを拠点にしているか近い方を選んで活用しましょう。
【セール・カールマン広場駅の位置】
▼ブダペストの交通機関の利用方法に追いてはこちら
ブダペストの地下鉄・トラムの乗り方や切符購入方法を解説!
王宮の丘への行き方③徒歩
王宮の丘へは、徒歩で行くことももちろんできます。
ルートとしてよく使われるのは2つあります。
- 一つ目:ブダ王宮のある真下、ケーブルカー横の道を登っていく方法
- 二つ目:王宮の丘真ん中付近、漁夫の砦の真下の住宅街を抜けて登っていく方法
それぞれ地図を使いながら説明していきます。
ブダ王宮側の徒歩ルート
ブダ王宮側の徒歩ルートは、ブダ王宮の1面をなめるように登ります。
敵が侵入しにくいように遠回りな地形になっていて、お城に登る感覚を味わうことができます。途中には城門もあるので迫力はかなりあります。
登りだすとペスト側のきれいな風景が見えるので、この景色を見ながら休憩してゆっくり登るといいと思います。
地図を見て分かると思いますが、歩く距離は割とあるので、体力に自信の無い方はバスかケーブルカーを利用した方がいいかもしれません。
ただ、きれいな形の西洋の王宮の外壁を歩く経験はなかなかできないので、体力や時間に自信のある方はぜひ登ってみて下さい!
▲弓兵が狙ってきそうな壁
漁夫の砦側の徒歩ルート
漁夫の砦側の徒歩ルートは、上記の地図の黄色部分で囲った部分です。
その反ににはおうちやオフィス、カフェ・レストランなどがある生活感ただよいます。
昔からこのあたりは漁師の家などがあり、栄えていたころから家やお店がたくさんあるのでしょうね。
歩きながら中世ヨーロッパのような街並みを味わうことができるのでこちらのルートもおすすめです。
主に王宮の丘から降りる時にこの徒歩ルートを使うのがおすすめです。
街の景色を見る際に、登りながらだと疲れてしまうので、自由に移動しやすい下りの時にゆっくり回ってみましょう。
降りる時の目的地としては、地図の青で表示している教会を目指すといいと思います。
▲ドナウ川近くの改革派教会
オシャレな赤い外壁の大きな教会は遠くからでも目立つので、その場所を目印に移動すると迷わなくて済むと思います。
行きと帰りで違う移動方法がおすすめ
ここまで3種類の王宮の丘への登り方・おり方を解説していきましたがそれではどんな行き方がいいのかをお伝えします。
王宮の丘へ登るとき
王宮の丘へ登るときはケーブルカーかバスかブダ王宮側の徒歩ルートがいいでしょう。
ケーブルカーは王宮への入り口として私たちのテンションを上げてくれます。せっかくの機会なのでこのケーブルカーには乗っていただきたいです!
また、ブダ王宮側の徒歩ルートは体力に自信のある方は登りで歩くと、強固なお城らしいお城の見ることができるので、時間や体力がる方にはおすすめです。
市内バスの有効活用も視野に入れておきたいですね。1日券や3日券を持っている場合はその分お得なので、節約して時間もかけたくない方にはぴったりです。
王宮の丘を下るとき
下るときはケーブルカーか漁夫の砦側の徒歩ルートです。
ケーブルカーは登りか下りどちらかでは乗っていただきたいのでどちらにもおすすめしています。費用と時間を最低限で済ませたい方はバスでもいいと思います。
漁夫の砦側の徒歩ルートは、下り時にゆったり街並みを眺めながら降りると王宮の丘の裏の魅力を知ることができるのでおすすめです。
まとめ|王宮の丘へは体力・時間・費用面で最適な行き方を選ぼう!
いかがでしたか?
ハンガリーの首都ブダペストのメイン観光スポットの一つ「王宮の丘」への行き方を3種類を解説しました。
ケーブルカー・バス・徒歩それぞれメリットとデメリットがあるので、その特徴を把握した上であなたの日程に適した移動方法を活用してください。
王宮の丘に登った後のおすすめ観光スポットについては下記の記事でモデルルートと合わせて解説しているので合わせて読んでください。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!
▼王宮の丘の観光スポット・モデルルートを知りたい方はこちら
【王宮の丘モデルルート】ブダ城・漁夫の砦・地下迷宮・マーチャーシュ大聖堂を巡る