こんにちは!Hiroです!
今回は海外旅行の不安要素である「テロ」についてとその心構えをお伝えします。
日本にいると馴染みはないですが、近年世界各地でテロ事件が発生しているのは事実です。
また、シリア・イラク・バングラデシュ・インド・アルジェリアなどでは実際に日本人を含む観光客が被害にあったケースもあります。
そこで、最近起こるテロの傾向と、テロに対する心構えをこの記事ではお伝えできればと思います。
一人旅の方はもちろん、海外旅行に行かれる方には必ず心に留めておいてほしい内容になります。
最近の海外テロの傾向|どこに行っても危険はある
海外テロが起きるのは中東や南米、アフリカだけではない!
皆さんはテロのイメージがある国はどんな場所ですか?
多くの方がまず中東(シリアやイラク)などを思い浮かべ、アメリカの同時多発テロの恐ろしさを思い出すでしょう。
しかし、それらの国や地域以外にもフランス・ベルギー・イギリス・フィリピン・インドネシアなど日本人に人気の国でも多数の犠牲者を出しているテロが起きています。
テロとは一般的には、ある組織が犯行を通じて何らかの主張や意見を強要することで行われます。
欧米やアジアなどの観光客が多い地域では、テロの宣伝効果がメディアなどでより高まります。
なので国籍・性別・年齢問わず、どんな人種もテロに巻き込まれる可能性はあるのです。
海外テロの対象に一般民衆も増加。公共の場に増えている
上述もしましたが、テロは一般が集まる場所でのケースも増加しています。
メインの対象はテロの意思決定がなされる治安当局などへの襲撃が多いですが、レストラン・イベント会場・公共交通機関などの生活の場での発生も増改しています。
なのでまずは、テロは遠い存在でなく、身近で「ありえること」と認識しておくことが大事なのです。
インターネットによって、海外テロにも多様化も
テロにも過激な殺人を繰り返すテロや爆発などの激しい主張だけでなく、様々な方法でのテロが増えています。
例えば2つ例を上げると、
ホームグラウン型:インターネットによる国外のイスラム過激派思想に感化するような動画を流し、国内出身者の意識をあおる方法。
ローンウルフ型:インターネットの中でつながった同じ思想を持つ組織外の人間に単独で犯行をさせる方法
簡単にネットで命令や伝達、啓蒙活動ができる今はテロ犯にとっても意思疎通が取りやすい時代になっています。
海外テロの被害にあわないための事前対策
テロの多様化などにより、その予防はこれまで以上に難しくなっているのが現状です。
タイミングが重なり避けられないとしても、できるだけテロに遭遇しないようにすることはできます。
下記では、事前できる対策をお伝えします。
- 渡航前に十分な安全対策がとられている滞在先かチェックしておく。
まず国内にいるうちにインターネットで世界の情勢や、自分が訪れる予定の国の政治的、宗教的現状を知っておくことが大切です。
その中で自分が行っても大丈夫か、自分だけでなく第3者の意見を聞くことも大切です。 - その地域に関わるの宗教などで、テロが発生しやすい時期は避ける
イスラムの断食の時期であるラマダーンは1か月の断食を強いられる苦行です。このラマダーンに従うイスラム教徒はこの時期になると宗教への信仰心がかなり強くなり、イスラム過激派としてテロになる可能性が高いと言えます。
毎年日にちは異なりますが、おおよそ5月から6月にかけての1週間はアジア近辺への旅行は控えた方がいいかもしれません。 - 密室に入る場合は、念のため退避ルートを確認しておくと安心
宿泊先、レストランなどでは密室に入ることもあると思います。そんな密室の人が集まる場所では、テロの標的となり人質にされる可能性もあります。
襲撃時は騒がしく、テロ犯も注意散漫のため非常口や退路を確保して速やかに移動できれば脱出できる可能性も高くなります。
しかし、無理に行動するのはやめましょう。絶対に行ける自信を持って行動しましょう。 - 目立つ服装や宗教上、よくないとされる服装は避ける
宗教組織のテロが最近多い中、その宗教で良しとされない見た目や行動をする人間は真っ先に捕らえられます。
そういったことの無いように日常から滞在先の宗教関係のことを調べ、見た目から反感を買わないようにすることも大切です。 - 不特定多数の人が集まる場所では特に注意。不穏な動きがあればその場を離れる
不特定多数の人が集まるショッピングモールやテーマパーク、空港、人の賑わう観光地などの滞在は、用が済んだらできるだけ離れ、長居はしないようにすると安心です。
また、テロだけでなくこういった場所は盗難や窃盗などの犯罪もよく起こるので気を緩めないことが大切です。
海外テロの被害を最小限に留めるための対策
事前に対策を打っていて「絶対に無い」とは言い切れないのがテロです。
そこで、テロにあってしまった時に被害を最小限に留めるにはどうするか、その心構えをお伝えします。
- 決してパニックに陥らず冷静に状況を把握する
人は予想外のことが次々と起きると、パニックになってしまうものです。しかしテロなどが起きた時に頼れるのはまず自分です。守りたい人、自分の命を守るために今の状況を把握して冷静に考えられるようになることが第1歩です。 - 爆発音や発砲音など危険な音を聞いたら直ちに伏せる
テロには銃や爆発物など、派手で殺傷能力が高い武器が使われます。その武器の流れ弾や落下物が頭や足に当たり、動けなくなると非常に厳しい状況になります。
まずは、けがをせずに身動きの取れる自分を守りましょう。 - 避難が困難であれば、できる限りの防御陣を整えて隠れましょう。
脱出が難しい場合は中に誰も入れないように立てこもるのも一つの手です。
鍵を閉めるのは当然ですが、簡単に開けられないようにバリケードを作ったり、電気を消す・音が鳴らないようにするなど犯人にばれないようにする工夫をしましょう。 - 可能であればすぐに外部に援助を要請する
携帯電話が使えるのであれば、すぐに外に助けを要請しましょう。
現地の警察がすぐに対応できない場合もあるので、すぐに要請して被害の状況を伝えるとその分助けも早くなることがあります。
海外旅行・一人旅は海外テロの恐れでやめるべきなのか
悲しいことにテロに巻き込まれた日本人に向けられるのは、「なんでそんな危険な場所に行ったのか」や「無責任な行いの報い」などと批判されることが多いです。
果たして旅とは無意味で危険な存在というもののみの行動でしょうか。
私は違うと思っています。
知らないもの、未知のものを知りたい・見たいと思う好奇心は誰も批判できないと思います。この好奇心こそが息苦しい日本社会で生きていくためのエネルギーになるとも思っています。
ネット上や友達のインスタで旅行した気分になれてしまう環境ですが、自分の足で目で肌で感じた経験とそれとでは比にならないくらいの影響力があります。
一度でも世界を見たい。旅をしたいと頭をよぎったらネットのデマなどに臆することなく旅立ってほしいですのが個人的な想いです。
その時には上に書いてあるような事前対策やその場で臨機応変に対応できるメンタルを身につけ、十分に気を付けて旅行に行ってほしいと思います。
時には「運が悪かった」と開き直ることも大切です。大事なのはその後の行動なのです。
まとめ|旅は出よう!しかし海外テロの危険対策も忘れずに
今回はテロの危険性と、そのテロの事前対策と起こったときの対処をご説明しましたがいかがでしたか?
最後にも書いたように、旅をしたい好奇心は社会を楽しく生きていく上でも失くしてはいけないものです。
幸い、今の世の中、国の情勢や紛争問題、宗教問題など国防長や外務省のHPを検索すればすぐに情報を獲得できる時代です。
運もありますがテロなど事件に巻き込まれたくはないですよね。
そのためにもこれから行く国の政治的、宗教的問題などは考慮して旅行先、滞在時期を選ぶ必要はあると思います。
自分を守るためにできる事前対策を惜しみなく行うようにしましょう。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!皆さんの旅の無事を願ってます。