※富士山は、2020年夏、全ての登下山道が閉鎖となっているため、登山できません。
詳細は公式ページでチェック!
今年の夏は何をする予定ですか?海?山?
山には夏にしかできない初心者も楽しめる山の魅力があります。
その中でも日本一の高さの富士山は誰だって一度は登ってみたいもの。
しっかりした登山は初めてだった私が富士山に実際に行ってみた準備の内容と必要なもの・なくても大丈夫なものが把握できたのでご説明します。
富士登山に興味のある方はぜひ最後までお読みください!
富士山登山の準備①登山できる時期の日程を確保する
富士山を上ることができる時期は限られています。(主に冬季は危険として封鎖されています。)
まだ富士山公式サイトでは登山可能な日程が出ていませんが、例年の傾向から今年の富士山開きは下記日程が予想されます・
ルート | 開山期間 |
吉田ルート (山梨県側) | 2020年7月1日(水) 〜 9月10日(木) |
富士宮ルート (静岡県側) | 2020年7月10日(金) 〜 9月10日(木) |
須走ルート (静岡県側) | 2020年7月10日(金) 〜 9月10日(木) |
御殿場ルート (静岡県側) | 2020年7月10日(金) 〜 9月10日(木) |
上記はまだ仮ですが、富士山公式サイトから最新情報が公開されましたら追記します。
一番の混雑時期は7月中旬辺りから人込みが増えていき、7月下旬・八月上旬・お盆の土日がピークと言われています。
富士山も登山道がそこまで広いわけではないので、この混雑時期を回避すると安心して登ることができます。
私は八月上旬の金曜日から土日にかけての日程で行きましたが、そこまで混んでて登りにくい印象はありませんでした。
平日と土日を織り交ぜた日程なら安心かと思います。
どうしても土日でなくてはならない方は7月下旬かお盆過ぎの土日をおすすめします!
富士山登山の準備②|ルートと行き方を決めよう
富士山を登るには、上にもありますが4大ルートがあります。
その4つのうち1つは山梨県側であとの3つは静岡県側が入り口となっています。
- 山梨県側
- 吉田ルート(最も人気)
- 静岡県側
- 富士宮ルート
- 須走ルート
- 御殿場ルート
この4つのルートはそれぞれ特徴がありますので、登山に費やせる時間や自分の体力によって慎重にお選びください。
また、どのルートに行くにも車で行くことをおすすめします。荷物の管理や登山後に自由に動ける車はあると本当に便利です。
車が持ってない方もレンタカーで行く方法を検討してください。
吉田ルート|最もポピュラーで初心者向けのルート
唯一の山梨県側の登山ルートの吉田ルートですが、登山道で最も人気のルートです。
行くには首都圏からアクセスしやすい「富士スバルライン五合目」を目指します。
登山口の近くにはレストランや土産物屋、登山用品を販売する店などもありこれから富士登山を控える人たちで溢れています。
初心者に優しい理由としては、道中に休憩所・山小屋・救護所が多くあるのが理由です。
他のルートに比べ整備された登山道なので、その点も安心です。
しかし、登りやすいルートは当然、人が多い傾向があります。
混んでしまって目標の時間までに到達できないこともあります。もじタイトなスケジュールだったり人混みが嫌でサクサク登りたい場合はこの吉田ルートはおすすめできません。
登山は譲り合いの精神が尊重されます。そういった方は富士宮ルートを検討してください。
富士宮ルート|体力に自信のある方向け頂上まで最短のルート
富士宮ルートは運動経験があり、体力に自信のある方ならこのルートがおすすめです。
なぜなら、最も山頂までの距離が短くその分急な坂道が続くためです。
また、急ということは高度の環境になれる時間があまり確保できないため、高山病になりやすいという危険性もあります。
しかし、山頂の剣ヶ峰まで最も近く、天気が良く空気が澄んでいれば登ってる後ろを振り返れば駿河湾を一望することも可能です。
膝が悪い方や体力に自信のない方は他の緩やかに登れるルートを検討してください。
また、登山道と下山道が共通なのでピークの10時~14時の時間はかなり混みます。
このルートは私が上ったルートなので、別で登った過程やおすすめの登り方をご紹介します。
須走ルート|人込みの少ない静かな登山を楽しみたい方向け
次にご紹介するのは須走ルートです。
距離は富士宮ルートに次いで2番目に距離が短いルートです。
あまりこのルートには特徴がないので静かな登山を楽しみたい方など、上の2つの人気ルートを避けたい方が選ぶルートです。
お盆や7月・8月の土日のピークの時間帯の登山を計画している方はこのルートの方がいいかもしれません。
この須走ルートは八合目までのルートで、その後は吉田ルートの登山者と合流して同じ吉田ルートで山頂を目指すことになります。
なので、8合目から山頂までの道のりは混雑します。その点は注意しておきたいですね。
御殿場ルート|人は少ないが最も登山距離の長いロングルート
御殿場ルートは上級者のルートと言ってもいいでしょう。
最も距離が長く、休憩所や補給所も少ないので、装備や水分・エネルギーを回復できる準備が必要です。
ルートも他の3つのルートと比べ標識などの道しるべが分かりにくい場合があります。
人も少ないので自分たちの判断で進むことになります。
なので登山経験があり、人込みは避けて上級者の登山をしたいという方にはぴったりです。
道中は360度砂でできた道を進むので、月や砂漠を歩いているような体験ができます。(砂走りと呼ぶようです。)
興味のある方はぜひトライしてみてください。
富士山登山の準備③|登山に必要な装備と持ち物を揃えよう!
富士登山にはそれ相応の装備が必要です。しかしサイトにあるモノ一式そろえるにはお金もかかり、正直そんなに要らないというものもあります。
そこで実際に行ってみた経験を生かして最低限に必要なモノとあったら助かるもののリストを公開します!必要なモノはレンタルでも構いません。
富士登山に必ず必要な装備・持ち物
■簡単に重ね着できる保温性の高い上着
⇒私はスキー用のウェアを持っていきましたがそれでも夜は冷えました…。
■20L以上のバックパック
⇒着替えや飲み物などを十分に入れることができて背負いやすいもの。
■トレッキングシューズ
⇒富士登山は砂の道が多く、普通の靴だと滑ってけがをする恐れがあります。
■タイツやインナー
⇒スポーツ用のモノがベストですが保温性の高いストレッチ性のあるものなら大丈夫です。
■タオル
⇒汗をかいた場合も、荷物の下敷きにでもあったら重宝します。
■スマートフォン
⇒時計の確認・懐中電灯の代わり、緊急時の対応などマルチに活躍します。
■ペットボトル5本(水分)
⇒ありすぎて困ることはありません。8合目・9合目では500ml一本1000円ということも…。
■お金
⇒お賽銭や軽食・飲料を買う可能性もあるので念のため。
富士登山にあったら嬉しいもの・助かるもの
■トレッキングポール
⇒あったら助かります。体力に自信のある方は必要ないです。
■靴下の代わり
⇒特に泊まる場合は周りに迷惑が掛からなくて良心的です。
■帽子
⇒日差し除けに。直射日光は予想以上に体力を奪います。
■日焼け止め
⇒山の直射日光・紫外線の強さをなめるべからず…!翌日真っ赤になります。
■懐中電灯・ヘッドライト
⇒あった方がいいです。スマホで代用できますが、片手がふさがることは忘れずに。
■モバイルバッテリー
⇒スマホがないと手が震えるあなたへ。(大切です)
■軽食(カロリーメイトやSOYJOYなどがおすすめ)
⇒登っていると意外とおなかすきます。
■カップラーメンとポケットバーナー、小やかん、食器
⇒感動します。山頂で世界一高い場所で食べるカップラーメンほどうまいラーメンを私は知りません。
■カメラ
⇒写真を見返すだけでいつでも登山気分になれます。
登山はレンタルでも問題ないおすすめのレンタルサイトを紹介
上記を見て、一般人は持ってないものもいくつかあったと思います。
頻繁に登山をする方は買ってもいいと思いますが、記念に富士山に登ってみたいという方は買うほどでもないものがいくつかあります。
そういう時に便利なのが登山用具のレンタルです。
ここで、登山用具の老舗「やまどうぐレンタル屋」がおすすめなので紹介します。
- 10年以上で累計利用者数15万人以上が利用
- 小さなお子様から大きいサイズの方まで対応可能
- 富士山五合目での受取り・返却も可能(山梨県側:吉田口五合目 静岡県側:富士宮五合目)
など、種類も豊富で人気&便利なレンタルショップです。
この中から上に書いた絶対に必要なモノだけを選んで買うとお得です。
セットは必要のないものが入っている可能性があるので、よく中身を見て買いましょう。
ウェアはゴアテックスやミズノのベルグテックEXという様々な用途で使われる優秀な素材を使っているので品質に心配はありません。
詳しくはこちらをチェックしてみてください。
まとめ|海外旅行が難しい2020年。今年は富士登山!
いかがでしたか?
富士山に登るまでに必要な準備と必要な装備・持ち物を確認しましたがお役に立てたでしょうか?
富士登山は険しいです。必ず自分の足であの坂を登らなくては山頂までたどり着くことができません。
ただ、意外にも登っているのは若い人よりも少しお年を召した方の方が多かったです。
すごいなーと思いながら私も年をとっても元気に富士山に登ろう!と言えるようにしたいです。
また、準備はいくらしてもいいですがスケジュールやルートなどは特にちゃんと決めておいた方がいいです。
後悔する富士登山にしないために必ず必要な装備は揃えましょう。
人生に一度は登ってみたいと思う富士山。今年は一生の思い出になる挑戦をしてみませんか?
最後までお読みいただきありがとうございました。